Plis
「プリー」
クレープ
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広島発、パリパリの新食感クレープ
パリパリとした生地が特徴の、珍しいクレープが食べられる「Plis(プリー)」さん。ガラス張りから見える内装はシンプルで上品なピンク色。本当にここであってる?と思ってしまうほどおしゃれな外観です。
Plisとは、クレープ発祥の地であるフランスの言葉で「プリーツ」という意味。クレープの生地が重なるところをプリーツに見立ててつけたのだそう。昔ながらの伝統的なクレープをイメージしながらも、全く新しいおいしさを提供していらっしゃいます。
他では食べられない、こだわり抜かれたおいしさ
Plisさんのクレープは、味はもちろん、食感や見た目、香りまでこだわり、五感で楽しめることが最大の特徴。伝統的なエシレバターをフランスから取り寄せていたり、とことんこだわり抜いた絶品クレープなのです。一番驚いたのは、生地の焼き方。上から強い風が出てくる専用装置を使って、生地を一瞬で薄く伸ばします。これは、Plisさんならではの作り方。注文してから目の前で作ってくださるため、初めて来店した際にはぜひ見てほしいポイントです。編集部おすすめは、旬の果物とバスクチーズケーキ。こちらは、季節に合わせて中身も変わっていくメニューです。取材時のフルーツはシャインマスカットでした。マスカットの風味とチーズケーキの上品な甘味が相性抜群。時々フワッと広がるディルの風味をもう一度確かめたくて、どんどん食べ進めてしまうのです。
クレープの伝統を最先端に
Plisのオーナーさんは、さまざまな飲食店を経営していらっしゃいます。クレープのお店を始めるにあたり、食べにくくて手が汚れてしまったり、最後まで食べきれないクレープをたくさん見てきたのだそう。「クレープはまだまだ進化できる」「全然違う切り口で新しいクレープができるんじゃないか」という思いから、こだわりのクレープ作りが始まりました。重視したのは、薄くてパリパリの生地。フランスのクレープは生地を楽しむ文化で、シンプルなものが多いそうです。その派生を意識しながらも、甘みを抑え、食べやすい形にすることで大人でも最後まで美味しく食べることができる新しいクレープを生み出しました。
お店の場所は段原一択だった
「段原は、比治山があって自然豊か。川もあって、駅も街中も近いし、近くにスタジアムもあって、自然と都会が融合している。」とオーナーさんは言います。もともと段原に住んでおり、会社も近くにあるとのこと。郊外だからこそ、この店のクレープを本当に食べたいと思って来てくれる人が多いのだとか。九州や東京からSNSの口コミを見て訪れるお客さんも多いとのことです。お店の外観をあえてクレープ屋さんらしくしていない理由の一つに、クレープを目当てに段原に来て、お店を見つける喜びを感じてもらいたいという思いがあると言います。
「広島といえばPlisのクレープ」を目指して
今後の展望を聞くと、「観光資源にしたい」というオーナーさん。「お好み焼きもクレープも、薄い皮の食べ物なんですよ。お好み焼きを目的に広島に来てくれる人はいる。だから今後、全国にこの店をたくさん展開していった時、広島の本場のクレープを食べに行こう!というようなことができると思うんですよね。」という目標を教えてくださいました。広島発の次世代クレープ。これからどんどん進化していくPlisから目が離せません。
Plis
クレープ
クレープ/ドリンク
732-0814
広島市南区段原南2-2-16